治療の一日と注意点

ヴィアレブ治療の一日と日常生活で気を付けていただきたいことをご紹介します。

ヴィアレブによる治療の一日


ヴィアレブによる治療を開始した後は患者さんごとに設定した量のお薬が24時間持続的に投与されます。
輸液ポンプは専用バッグで携帯し、シャワー・入浴時には外します。
お薬は1日1〜2回交換が必要です。交換のタイミングはご自身の生活リズムにあわせて決めていただけます。

サンプルの画像です

イメージ図

日常生活で気を付けること


日中(外出、仕事、運動など)

イメージ図:日中(外出、仕事、運動など)

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  • 輸液ポンプを携帯して外出、仕事、運動などの日常生活を
    送ることができます。ただし、輸液ポンプは精密機器なので、大切に扱ってください。落としたり、ぶつけたりしないでください。

就寝

イメージ図:就寝

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  • 就寝中も輸液ポンプによるお薬の投与はされています。
    トイレに行く際や朝起きた時に、輸液ポンプが落下したり、
    カニューレが外れないようにご注意ください。

入浴

イメージ図:入浴

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  • シャワー・入浴もできますが、輸液ポンプは防水ではありません。
    シャワーや入浴時には、輸液ポンプを外してください。
  • 温泉にも入ることはできますが、温泉からでるときは真水(水道水)のお湯などでカニューレを洗い流しタオルで乾かしてください。

その他

イメージ図:旅行

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  • 輸液ポンプは精密機器ですので、輸液ポンプの動作に支障をきたす検査や治療によっては、輸液ポンプを一時的に外していただく場合があります(MRI検査や放射線治療など)。
    事前に主治医に相談してください。
  • 輸液ポンプは電波を発する電子機器ではないので、飛行機内に持ち込むことは可能ですが、事前に主治医に相談してから旅行などの計画を立ててください。

投与方法


ヴィアレブの投与には、患者さん自身でお薬を準備し、治療を管理する必要があります。
具体的には図のような流れで治療を行います。
投与の手順についてわからないことがあった場合には、主治医やコールセンターにすぐに相談しましょう。

投与方法:1.ヴィアレブ皮下投与システムの構成品を準備します 2.薬液をVFシリンジに入れます 3.VFシリンジにチューブをつなげます 4.VFシリンジを輸液ポンプに入れます 5.消毒用アルコール含浸綿で留置位置を清潔にします 6.インサーションデバイスを使用してカニューレをおなかに留置します 7.おなかに留置したカニューレにチューブを接続します 8.投与開始のボタンを押します 9.治療が開始します

投与する場所

イメージ図:投与する場所

おなかの番号の位置を⽬安にカニューレを留置します。
同じ位置へ繰り返しカニューレを留置することを防ぐために、
3日に1回留置位置を変更します。





おなかの番号の位置を目安に
カニューレを留置します。

※ 詳しくは患者日誌をご覧ください。

治療中に注意すべき症状

ヴィアレブを皮下投与することなどが原因となって、さまざまな症状がでることがあります。
急な体調の変化や副作用と思われる症状、気になる症状があらわれた場合には、
ただちに主治医や医療機関に連絡してください。


治療中に注意すべき症状
治療との関連 主な症状
ヴィアレブに関連
して生じる可能性の
ある症状
 手足などのしびれや感覚の鈍さを感じる
 衝動が抑制できない(ギャンブルや無計画な買い物が止められない、食欲や性欲が病的に亢進する)
 急に眠ってしまう、眠気でぼんやりする
 目の前に霧がかかったような感じがする、眼のかすみ、目の痛み、視力の低下を感じる
 手足などが意図しない動きをする(ジスキネジア)
 転倒しやすい
 吐き気、嘔吐(おうと)、腹痛、血が混ざった便、便が黒くなる
 実際にはない物が見えたり聞こえたりするように感じる
 やる気がおきない、気分がふさぎ込む、気分が落ち込む、 不眠、考えがまとまらない
ヴィアレブを急に
止めたり減らしたり
すると生じる可能性
のある症状
 高熱(38℃以上)が生じる
 ふるえが生じる
 考えがまとまらない、判断力が低下する
 飲み込みにくい
 筋肉がこわばる
皮下投与システムに
関連して生じる
可能性のある症状
 注入部位の発赤(赤み)
 注入部位の痛み
 注入部位のかゆみ
 注入部位の腫れ
 注入部位からの感染による全身の症状(発熱、ふるえ、痛み、息切れ、もうろうとするなど)

患者さんサポートについて

ヴィアレブによる治療を開始するにあたり、患者さんのために、2つのサポートをご用意しております。
ここではサポート内容について簡単にご紹介します。


治療開始直後の集中サポート:スマイルサポート(3か月間に5回)

ヴィアレブは輸液ポンプなどの医療機器を用いた治療システムです。
ご自宅で生活を始めると、輸液ポンプの操作方法や日々の管理について戸惑いや気がかりなことがでてくると思います。治療への不安を軽減できるよう、看護師資格を有した専門のスタッフから、患者さんが落ち着いてお話できる時間に
お電話をして、ヴィアレブによる治療に1日も早く慣れていただけるよう定期的にサポートします。(申込必要/無料)

治療継続中のサポート:コールセンター(24時間365日対応)

ヴィアレブによる治療を受けられている患者さん(ご家族・介護者)のための問い合わせ窓口で、看護師資格を有した
専門のスタッフが対応します。
お困りごとがあったときに、いつでも、何度でも、ご利用いただけます。(フリーダイヤル)

コールセンターのイメージ図